
修繕履歴の重要性
中古マンションの修繕履歴は、管理が行き届いているか、耐震性や耐久性に問題がないかを確認する上で重要です。
また、修繕履歴はマンションの資産価値を計る判断材料にもなります。
修繕履歴の重要性には、次のようなものがあります。
・管理状況がわかる
・耐震性や耐久性に問題がないか確認できる
・資産価値が下落するリスクを防げる
・適切な価格で売却できる
・建替えを実施するかどうかの検討に役立つ
修繕履歴を確認することで、次のようなことがわかります。
・修繕積立金の管理状況
・修繕が計画的に行われているか
・修繕が資金的に無理のないかたちで行われているか
・修繕が活発に行われているか
修繕履歴は、管理会社に依頼して発行してもらうことができます。
また、仲介会社に問い合わせれば確認できる場合が多いです。
また、中古マンションを購入する際には、長期修繕計画も確認しましょう。
長期修繕計画には、定期的なメンテナンスや大規模修繕の計画、修繕積立金の積み立てなどが記載されています。
資産価値を維持する管理方法
中古マンションの資産価値を維持するには、修繕計画や修繕積立金、管理組合の活動状況などに注意しましょう。
1. 修繕計画や修繕積立金
・修繕計画が立てられており、修繕積立金が計画的に積立られているか確認する
・修繕積立金が十分に積立されていないと、修繕が必要になった際に大きなお金がかかる可能性がある
2. 管理組合の活動状況
・管理組合が定期的に修繕を行っているか確認する
・エントランスのオートロックシステムのメンテナンスや外壁の塗装など、建物の劣化を防ぐための修繕が行われているか確認する
・管理組合が適正に運営されているか確認する
3. 共用部の管理
・ゴミ置き場や宅配ボックス、ペットの足洗い場など共用部の設備が充実しているか確認する
・エントランスやエレベータホールなどの管理が行き届いているか確認する
・外壁や屋上防水などの大規模修繕工事が最低でも15年毎に実施されているか確認する
まとめ
資産価値を維持するには、立地条件や周辺環境、住み心地、リフォームやリノベーション、セキュリティ対策なども重要です。
人気のあるエリアだけでなく、交通機関や周辺施設が充実している場所では資産価値が高くなる傾向があります。