不動産の査定価格には、土地や建物、立地などの条件が影響します。
不動産の査定価格
1. 土地の条件
・広さ:広いほど高いとは限らず、建物を建てられないエリアや需要の低い地域では安くなる傾向がある
・形状:正方形や長方形は建物を建てやすいので好評価になりやすい
・道路との関係:二方路地や角地は評価が高くなりやすい
2. 建物の条件
・劣化状況:塗装の劣化や建材の破損、クラック(ひび割れ)、建物の傾きなど
・リフォーム履歴:リフォームの有無や内容
・耐震性:耐震性があるかどうか
3. 立地の条件
・生活や交通の利便性:南向きで日当たりが良い、周辺の街灯の数が多く安心といった環境
・隣地との関係:隣地との関係が査定額に影響する
周辺施設が多く、居住地として人気のある地域では土地の価値が高くなり、また、災害リスクが低い土地は資産価値が安定します。
人口が増え続ける国や地域では、不動産の需要が高まり、売買価格や家賃が上昇する傾向があります。
また、様々なケースによって、
不動産の条件には、次のようなものがあります。
1. 賃貸物件の場合
・最寄り駅や通勤通学時間
・家賃、敷金、保証金
・契約期間
・共益費
など
具体例
具体例な例としては、次のようなものがあります。
・駅やバス停などの交通機関への近さ
・スーパーやドラッグストアなどの買い物施設への近さ
・学校への近さ
・公園などの憩いの場所への近さ
・交通量や道路状況などの安全性
・閑静さや治安面
・眺望や日当たり
・建物の構造(木造か鉄筋コンクリートかなど)
・耐震性
・バス、トイレ、洗面所が独立しているか
など
2. 売買物件の場合
・売買金額
・売買時期
・引渡し時期
・境界明示
・測量負担
・建物解体
・引渡し状況
・契約不適合責任
など
具体例な例としては、次のようなものがあります。
・不動産を売却する金額はいくらなのか
・不動産を売却する時期はいつなのか
・不動産を引渡しする時期はいつなのか
・土地の境界の状況はどうなっているのか
・土地の測量は誰が負担するのか
・建物を解体して売却するのか
・引渡し時の状況はどうなっているのか
・契約に対して不適合責任(契約内容と異なること)はないか
・借家人の対応
など
まとめ
不動産は、類似物件の過去の成約事例や現在の売出事例なども査定額に影響します。
査定額は「売れる金額」とは限らないため、査定結果を見るときは、査定額だけでなく、査定の根拠に目を向けることも大切です。