
建売住宅
建売住宅とは、土地と建物がセットで販売されている住宅です。分譲住宅とも呼ばれます。
メリット
建売住宅のメリットは、次のような点です。
・予算内に収めやすい
・土地を所有していない人でも購入しやすい
・注文住宅と比べてコストを抑えられる
・完成した物件であれば、契約後すぐに住める
デメリット
一方、デメリットは次のような点です。
・間取りや設備などの変更はほとんどできない
・完成している場合は建築過程を見られないため、材料や工事方法などのチェックが難しい
・何区画かに分譲されて販売される場合は、類似する家が建ち並ぶ
建売住宅の購入にあたっては、土地と建物の両方にかかる不動産取得税を支払う必要があります。
ハウスメーカー比較
建売住宅のハウスメーカーを比較する際には、顧客満足度や住宅性能、サービス構成などの評価項目を考慮します。
企業例
建売住宅のハウスメーカーの例としては、次のようなものがあります。
・積水ハウス
・セキスイハイム
・トヨタホーム
・住友林業
・大和ハウス工業
・パナソニックホームズ
・ミサワホーム
選択時のポイント
建売住宅のハウスメーカーを選ぶ際のポイントとしては、次のようなものがあります。
・顧客満足度が高いハウスメーカーを選ぶ
・住宅性能に優れたハウスメーカーを選ぶ
・サービス構成に沿って評価項目を確認する
メーカー別の特徴
建売住宅のメーカー別の特徴には、デザイン性、耐久性、耐震性、空調管理システム、ランニングコスト、アフターサービスなどがあります。
1. デザイン性
・それぞれのメーカーの特色が活かされている
・外観や内装のデザインが人気の住宅がある
2. 耐久性、耐震性
・耐久性の高い住宅や耐震性を強化した住宅がある
・メーカーごとに力を入れている部分がある
3. 空調管理システム
・独自の空調管理システムを導入している住宅がある
4. ランニングコスト
・光熱費などのランニングコストを抑える仕様を組み込んでいる住宅がある
5. アフターサービス
・アフターサービスや保証制度が充実している傾向にある
・長期保証制度が一般的で、20年・30年保証が提供されているメーカーが多い
メーカー別の価格差
建売住宅のメーカー別の価格差は、土地や建物の購入価格、分譲方式、立地条件などによって異なります。
建売住宅の価格差の原因としては、次のようなことが考えられます。
・土地や建物の購入価格
・分譲方式(区画数など)
・立地条件(郊外など)
・ハウスメーカーや工務店の規模
建売住宅は、ハウスメーカーや工務店が土地を購入し、そこに家を建てて販売します。
ハウスメーカーであれば、大きな土地を買って分譲したり、都心の駅近など、条件がよい土地を仕入れたりすることができます。
建売住宅を購入する際には、物件本体の価格のほかに諸費用がかかります。諸費用は物件価格や契約内容によって異なりますが、物件価格の5~10%程度を目安として考えましょう。
まとめ
建売住宅は、注文住宅と比べて価格が安く、入居までがスムーズというメリットがあります。また、間取りやデザイン、設備に関してこだわりがない方や、早く入居したい方にも適しています。
建売住宅を購入する際には、ハウスメーカーが持つ特徴や他社との違いを比較検討しましょう。