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査定方法の基礎ガイド 査定額の決定検討を解説:立地・築年数・設備の影響度

査定額の決定とは、

不動産仲介業者が不動産の価格を客観的に評価し、売却できそうな価格を算出することです。

査定額は、売り主と買い主のメリットを最大限に反映させた形で決定されます。

査定額の決定

査定額の決定には、次のような要素が考慮されます。

・建物の価格や土地の価格

・近隣で売買された類似物件の成約価格

・売却する物件の特徴(築年、向き、間取りなど)

・現状の不動産市況(競合物件が多いか、人気のあるエリア・物件タイプかなど)

査定額は、売り出し価格を決める際に参考になります。

売り出し価格は、不動産会社と相談の上で決定することが基本です。

査定額の説明に納得感があれば、そのまま査定価格を売り出し価格にしてもよいでしょう。

査定額買取額

査定額と買取額は異なります。

査定額は「考えられる価格」、買取額は「実際にもらえる価格」です。

不動産の査定額は、売却したい物件のさまざまな要素によって影響されます。

査定額が適正かどうかを把握し、売却を成功させるには、査定額と相場を比較することが大切です。

査定額に影響する要素には、次のようなものがあります。

1. 立地:

日当たりや土地の形状、接道幅員、近隣関係などが影響します。南向きの土地や、いびつな形や狭い土地は査定額が低くなる傾向があります。

2. 築年数:

築浅物件ほど価格は高く、築年数が進むほど価格は下落します。建物には法的耐用年数が定められており、それを目安に査定されます。

3. 設備の劣化具合や破損具合:

設備の劣化具合や破損具合も査定額に影響します。

4. 共用部分の管理状況(マンションの場合):

共用部分の管理が不十分な場合は、将来的な負担が懸念され、査定額が下がることもあります。

5. 耐震性:

耐震性が査定額に大きく影響する可能性があります。特に1982年までに建てられた物件は旧耐震構造となっているので、震度7といった地震へのリスクが相対的に高いといえます。

まとめ

査定額は不動産会社の売却予想価格であるため、その価格で売れるとは限りません。

売り出し価格が高過ぎると買主が見つからず、低過ぎると十分な売却益を得ることができず損をしてしまうケースもあります。

不動産会社によって価格や対応も異なるため、複数の会社へ依頼し比較したうえで、慎重に検討することが重要といえます。

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