
中古物件の価格付け
中古マンションの価格は、売主と不動産会社が相談して決めるため、客観的なデータだけでなく、売主の意向などが反映されます。
価格要因
中古マンションの価格を決める要因には、次のようなものがあります。
- 立地
- 築年数
- 広さ
- 階数
- 日当たり
- 部屋の間取り
- 設備
- 住宅ローン金利
- 市場状況
また、新築マンションのように明確な価格設定があるわけではなく、売主が安くするのも高くするのも自由です。
価格決めのポイント
中古マンションの価格を決める際のポイントとしては、次のようなものがあります。
- 高すぎる価格を設定すると、売却期間が長くなり、成約価格が下がっていく傾向がある
- 相場価格を把握して、適正な売り出し価格を設定する
- 売主の都合やご意向、査定金額をもとに、当初の売り出し価格を決定する
- 経済全体の動きにも目を向けておくことが大切
各種方法
相場との比較方法・中古物件の価格付けは、取引事例比較法や原価法、収益還元法などの方法で行われます。相場との比較には、不動産ポータルサイトや国土交通省の不動産情報ライブラリなどの情報を利用します。
1. 相場との比較方法
- 不動産ポータルサイトやレインズマーケットインフォメーションなどの情報を活用して、希望エリアの相場を把握する
- 国土交通省の不動産情報ライブラリで、周辺地域で類似する物件の取引価格を確認する
2. 価格付けの方法
- 取引事例比較法:過去の取引事例の中から条件が似ている物件を基準に、価格を決める手法
- 原価法:物件を取り壊して同じ建物をもう一度建てた場合の価格から、築年数に応じた減価修正をして価格を決める手法
- 収益還元法:賃貸に出した場合の利回り等を考慮して価格を決める手法
まとめ
中古マンションの価格は、立地、築年数、広さ、階数、日当たり、部屋の間取り、設備など、さまざまな要素が重なり合って決まります。
中古物件の価格は変動しやすいので、地域情報に詳しい専門の会社に相談しながら、価格を決めることが望ましいでしょう。