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目的別情報④ 頭金の準備:貯蓄計画の立て方

頭金

不動産購入における頭金とは、住宅ローン以外の自己資金で支払う不動産価格の一部です。

頭金は、住宅ローンの借入額を減らし、月々の返済額や支払う利息を少なくする効果があります。

頭金の額は、金融機関や住宅ローンの種類によって異なります。

住宅の価格に対する頭金の割合は、一般的に10~20%程度が相場です。

メリット

頭金のメリットとしては、次のようなものがあります。

・金融機関の審査に通りやすくなる可能性がある

・ローンの総支払額を減らせる

・毎月の返済負担を減らすことができる

・金利優遇を受けられる可能性がある

・返済期間を短縮できる

・家賃収入との差額を利益として積み立てることができる

デメリット

一方、頭金のデメリットとしては、次のようなことが挙げられます。

・手元の現金が減る

・貯めるまで時間がかかる

・住宅ローン控除の効果が薄れる

・生活防衛資金がなくなり、大きな出費や急な出費に対応できなくなる可能性がある頭金の準備

不動産購入の頭金は、一般的に物件価格の10~25%程度が目安です。頭金は、住宅ローンの返済額を少なくしたり、適用金利を下げたりする効果があります。

準備のポイント

頭金を準備する際のポイントとしては、次のようなものがあります。

・返済負担率を考慮する

・諸経費も考慮する

・頭金を貯めるのに時間がかかりすぎないようする

決めるポイント

頭金を決める際は、以下のポイントがあります。

・返済負担率を考慮する:

住宅ローンの返済負担率は、年収や家族構成、借入期間、金利などを考慮して算出される

・諸経費も考慮する:

住宅購入には、登記費用や仲介手数料、住宅ローンの事務手数料などの諸経費がかかる

・頭金を貯めるのに時間がかかりすぎないようする:

頭金を貯める間に住宅価格や金利が上昇したり、気に入った物件が売れてしまったりする可能性がある

必要な理由

頭金が必要な理由は、次のようなものがあります。

・頭金があると、住宅ローンの返済額が少なくなる

・頭金があると、適用金利が下がる

・頭金があると、無理なく返済期間を短くできる

貯蓄計画の立て方

不動産購入の貯蓄計画を立てるには、ライフプランニングシートを作成し、自己資金や住宅ローンの借入額などを検討します。

計画例

資金計画の立て方の一例は次のとおりです。

① ライフプランニングシートを作成する

② 自己資金総額を計算する

③ 将来や緊急時のために残しておくお金を自己資金総額から差し引く

④ 不動産購入費用を設定する

⑤ 頭金に使える金額を検討する

⑥ 住宅ローンの借入額を検討する

⑦ 現在の年収で返済できる毎月の金額を計算する

⑧ 諸費用や修繕管理費の変化予測もふまえて計算する

ライフプランニングシートでは、横軸に年数、縦軸に家族それぞれの年齢やライフイベント、収入・支出・貯蓄残高などを記入します。

子どもの入学や受験、パート勤務開始などの予定を落とし込み、将来必要な支出をシミュレーションしましょう。

まとめ

頭金の額を決める際には、自分の現在の資産状況や将来設計などを考慮したうえで、バランスを見ながら検討しましょう。

また、住宅ローンを組む場合は、将来的に過大な負担にならないように注意が必要です。

頭金の額は、住宅購入価格の約20~25%を目安にするとよいでしょう。

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