
物件の価値を上げる
不動産の価値を高めるには、メンテナンスやリノベーション、ホームステージングなどを行うほか、土地の地盤や建物の瑕疵(かし)などの調査を行うなど、物件の付加価値を高めることが有効です。
また、適正な価格設定を行う、需要の多い時期に売り出す、信頼できる不動産仲介会社を選ぶなど、売却戦略を立てることも重要です。
不動産の価値を高める方法には、次のようなものがあります。
1. 物件の状態を整える
・雨漏りやシロアリ被害、水回りのカビ、黒ずみなどの傷んでいる箇所を修復する
・庭がある場合は雑草を取り除き、掃除をする
・メンテナンスやハウスクリーニング、ホームステージングを行う
・地盤や建物の瑕疵などの調査を行う
・リフォームやリノベーションを行う
2. 適切な価格設定を行う
・建物状況調査(インスペクション)や耐震診断、建設住宅性能評価書などの証明書がある場合は、相場より価格を高めにしてもよい
・市場動向を把握しながらタイミングを見極める
・需要の多い時期に売り出す
3. マーケティング戦略を立てる
・物件を魅力的に見せる写真や状況を掲載する
・インターネットや不動産専門誌、地域の広告媒体など複数の手法を駆使する
・ターゲット層に合ったマーケティングを実施する
・信頼できる不動産仲介会社を選ぶ
修繕箇所の見方
不動産を売却する際に修繕箇所を探すには、リフォーム履歴を思い出して箇条書きでまとめましょう。
施工見積もりや領収証、レシートなどがあれば、一緒に貼っておくとよいでしょう。
また、大規模修繕計画がある場合は、マンション管理会社や管理組合の理事に問い合わせて確認しましょう。
リフォーム履歴や大規模修繕計画の有無は、不動産の査定や売却活動の計画に役立ちます。
確認方法
リフォーム履歴の確認方法は、次のようなものがあります。
・リフォームや修繕をした箇所を思い出す
・どの部分を・何年ごろに・どのように直したのかを、時系列にまとめておく
・施工見積もりや領収証、レシートなどがあれば、一緒に貼っておく
また、大規模修繕計画は、マンション管理会社や管理組合の理事に問い合わせをし、計画があれば、計画書の提出を求めて確認しましょう。
まとめ
不動産の売却価値を高めるには、物件の状態を整えたり、適切な価格設定を行ったり、マーケティング戦略を立てたりすることが大切です。
また、不動産査定の際には、物件のアピールできるポイントを把握しておくことも重要といえます。
住んでいるからこそわかる魅力を積極的に伝え、良い面だけではなくマイナス面も正直に伝えることがコツです。