
引き渡しまでの段階取り
不動産購入の契約から引き渡しまでの段階は、次のとおりです。
① 購入の申込みをする
② 住宅ローンの仮審査を受ける
③ ホームインスペクションを依頼する
④ 重要事項説明や契約書の内容を確認する
⑤ 売買契約を締結する
⑥ 手付金の支払
⑦ 住宅ローンを申し込む
⑧ 残金の支払
⑨ 物件引渡し
不動産の引き渡しまでの期間は、物件の状態や双方の合意によって異なります。
新築物件やリフォーム中の物件では、完成までに時間がかかるため、引き渡しまで6か月以上かかる場合もあります。
期間別のチェックポイント
不動産の引き渡し期間には、必要書類の準備や融資の手続き、登記手続きなど、さまざまな作業が含まれます。
チェックポイント
引き渡し期間のチェックポイントとしては、次のようなものがあります。
・契約書で定められた引き渡し日を確認する
・契約どおりに引き渡せない場合の対策を検討する
・引き渡し期日を延長する場合は覚書を作成する
・引き渡し手続きには通常1~2時間程度かかることを考慮する
引き渡し期間
引き渡し期間は、物件の状況や手続きによって異なります。
例としましては、以下のとおりです。
・土地の契約︰引き渡しまでの期間は2~3か月程度
・中古住宅の契約︰引き渡しまでの期間は1~3か月程度
・注文住宅の契約︰引き渡しまでの期間は6~10か月程度
一般的に、土地探しからのトータルで1~1年半程度が目安となります。
まとめ
不動産購入の引き渡しには、必要書類の準備、残金や諸費用の精算、登記手続きが完了しているか等、さまざまな注意点があります。
また、土地からの契約なのか、新築・中古住宅なのか、対象にケースによってチェックポイントが異なります。
境界がはっきりしていない一戸建てや土地の購入時には、境界を明示する必要があります。
事前に専門の業者へ相談することが望ましいでしょう。
なお、引き渡しには、売主・買主・不動産会社・金融機関担当者・司法書士などの関係者が集まりますので、あらかじめ段取りの確認が必要です。