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専門知識⑤ 建ぺい率・容積率:計算方法と実例

建ぺい率・容積率

計算方法と実例を以下に分かりやすく解説します。

1. 建ぺい率とは?

敷地面積に対する建築面積(建物が地面を覆う面積)の割合を示します。

・計算式:

建ぺい率(%)= (建築面積 / 敷地面積) × 100

・例:

敷地面積:200㎡

建築面積:80㎡

(80 / 200) × 100 = 40

※ 建ぺい率が50%の場合、この敷地では最大100㎡の建築面積まで可能

2. 容積率とは?

容積率とは、敷地面積に対する延べ床面積(各階の合計面積)の割合を示します。

・計算式:

容積率(%)= (延床面積 / 敷地面積) × 100

・例:

敷地面積:200㎡

1階:80㎡

2階:70㎡

(延床面積=150㎡)

(150 / 200) × 100 = 75

※ 容積率が100%の場合、この敷地では最大200㎡まで建築可能

3. 建ぺい率・容積率の規制

建ぺい率や容積率は、用途地域ごとに制限があります。

例:

・第一種低層住居専用地域︰建ぺい率50%、容積率100%

・商業地域︰建ぺい率80%、容積率400% 等

4. 建ぺい率・容積率の緩和

以下の条件では、建ぺい率や容積率が緩和されることがあります。

・角地緩和(建ぺい率10%アップ)

・防火地域の耐火建築物(建ぺい率10%アップ)

・道路幅による制限(道路幅×法定乗数で容積率決定)

まとめ

・建ぺい率 = 建物が地面を覆う割合

・容積率 = 建物の総床面積の割合

地域ごとの規制や緩和条件をチェックし、適切な建築計画を立てることが重要です。

より詳しい規制は、各自治体の都市計画課等に確認しましょう。

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