
建ぺい率・容積率
計算方法と実例を以下に分かりやすく解説します。
1. 建ぺい率とは?
敷地面積に対する建築面積(建物が地面を覆う面積)の割合を示します。
・計算式:
建ぺい率(%)= (建築面積 / 敷地面積) × 100
・例:
敷地面積:200㎡
建築面積:80㎡
(80 / 200) × 100 = 40
※ 建ぺい率が50%の場合、この敷地では最大100㎡の建築面積まで可能
2. 容積率とは?
容積率とは、敷地面積に対する延べ床面積(各階の合計面積)の割合を示します。
・計算式:
容積率(%)= (延床面積 / 敷地面積) × 100
・例:
敷地面積:200㎡
1階:80㎡
2階:70㎡
(延床面積=150㎡)
(150 / 200) × 100 = 75
※ 容積率が100%の場合、この敷地では最大200㎡まで建築可能
3. 建ぺい率・容積率の規制
建ぺい率や容積率は、用途地域ごとに制限があります。
例:
・第一種低層住居専用地域︰建ぺい率50%、容積率100%
・商業地域︰建ぺい率80%、容積率400% 等
4. 建ぺい率・容積率の緩和
以下の条件では、建ぺい率や容積率が緩和されることがあります。
・角地緩和(建ぺい率10%アップ)
・防火地域の耐火建築物(建ぺい率10%アップ)
・道路幅による制限(道路幅×法定乗数で容積率決定)
まとめ
・建ぺい率 = 建物が地面を覆う割合
・容積率 = 建物の総床面積の割合
地域ごとの規制や緩和条件をチェックし、適切な建築計画を立てることが重要です。
より詳しい規制は、各自治体の都市計画課等に確認しましょう。